興味津々

至福の時を過ごそう

京都の愉しみ

「京都人の密かな愉しみ」を見てからというもの京都が好きになった。NHKのTV番組で京都人ならではの四季の愉しみをドラマ仕立てにしてみせる。職人気質の京都人をパン職人や庭師、板前を目指す若者を通じて先祖から受け継ぐ血のようなもので表す。私のような根無し草は「なるほどね」と簡単に納得してしまう。

  早朝、相国寺を散歩していた時、通勤通学と思われる人たちが、なんと国宝相国寺の庭を自転車でかっ飛ばして通り抜けていくのを見て、国宝級の歴史であってもそれが生活の中に普通に存在するのだ、それが京都なのだ。とおどろいた。京都人にとっては、日常の風景なのである。そんな京都人から見たら、寺や神社を拝んでありがたがっている観光客などとちょっと違うんだよね。となるだろうね。

「京都人は心を開かずよそ者を排除する排他的な人種である。」といわれる理由についてあれこれ考えていくうちに、京都という土地が持つ特殊性が折り重なってできてきているのではないかという思いに至った。それは日本の都であり、文化の中心であり、歴史的にもど真ん中を進んできた京都だから他とは少し違うのだというプライド。そんな上から目線的なプライドを持つ京都人が私は好きである。

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